FUJI
富士山,世界文化遺產。
是日本人信仰和情感的羈絆,也是文學、藝術的泉源,她的意義早已經超越自然本身,成為日本的一個象徵。因為獨特無二,長年終雪似永存不絕,所以也曾被稱「不二山」或「不盡山」(日文音皆同富士)。
富士山的美,簡單、純粹;風景的轉瞬多變,氛圍迷人。她賦予人的,是歌詠心境的物哀,是委婉深邃的幽玄,更是本質與存在中感受無限的侘寂。
見到她,本身就是一件幸運的事。相信曾走過、登過或看過富士山的人,心中一定都會有滿滿畫面的回憶、共鳴和感動的時刻。
懷著崇敬和感謝的心情,開始了富士山攝影創作的第一步,我讚嘆上帝創造的美好,與富士山帶來的種種想像。從富士山的古往今來,演繹她的精神和魅力,呈現富嶽動人的崇高,與不盡的壯闊和美麗。
FUJI
世界文化遺産の富士山。その山は、古来より日本人の信仰の対象と精神の拠り処であり、また文学や芸術の創作の源でもある。富士山の意義はすでに自然そのものを超え、日本をめぐる表象の代表格といえる。
降り積もる雪が永遠に続くかのような比類なき姿から、万葉集などでは「不二山」や「不尽山」という文字があてられていた。
富士山の美しい風景は瞬時にして移ろい、そこだけに漂う簡明で粋な気配は、今もなお人々を虜にし続けている。
彼女が人々に与えるものは、心の内面を歌い上げる物哀であり、優美で深遠な幽玄であり、そして何といっても存在そのものに宿る侘び寂びの趣。
なにしろ彼女に出会うこと自体が、すでに一つの幸運だと言える。富士山の姿を目に焼き付け、歩き、登ったことのある多くの人が、僕と同じように、鮮明な記憶と感動、そして感銘を胸に深く刻んできただろう。
古今東西を超え、小さきものの視野によって受け渡された何かを、僕は写真というメディウムで再解釈を試みるも、僕たちの目の経験を新しくしてきた富士山の雄大さを眼前にして、レンズはただその揺るがない魅力を写し出す装置になっていた。